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2022-03-23

中央値と最頻値

はじめに

統計学における中心傾向の2つの重要な指標は、中央値と最頻値です。これらの指標は、情報を得て意思決定するため、傾向を分析するため、パターンを理解するために、データセットの中心点を理解するのに役立ちます。

中央値とは

中央値は、データが大きさ順に並べられたときに、データセットの中央値を表す中心傾向の指標です。これは、データの上半分と下半分を分ける値であり、特に極端な値や外れ値がデータセットにある場合に平均値を歪める可能性がある場合に有用です。

計算方法

中央値を計算するには、データを最小から最大の順に並べる必要があります。データセット内に値が奇数個ある場合、中央値は中央の値です。データセット内に値が偶数個ある場合、中央値は2つの中央値の平均です。

例えば、データセットが{2、4、7、9、10}の場合、中央値は7になります。データセットが{2、4、7、9、10、12}の場合、中央値は(7 + 9)/ 2 = 8になります。

中央値のユースケース

データセットに極端な値や外れ値がある場合、平均値を歪める可能性があるため、中央値がより適切な中心傾向の指標となることがあります。例えば、企業の従業員の給与データがある場合、高額な給与が少数存在する場合、中央値給与が平均給与よりも適した中心傾向の指標となります。

最頻値とは

最頻値は、データセット内でもっとも頻繁に出現する値を表す中心傾向の指標です。もっとも頻繁に出現する値です。最頻値は、値の頻度が重要なデータセットで有用であり、数値データとカテゴリカルデータの両方に使用できます。

計算方法

最頻値を計算するには、データを順に並べ、もっとも頻繁に出現する値を特定します。場合によっては、複数の最頻値(二峰性または多峰性)がある場合があります。また、全ての値が同じ頻度で出現する場合には最頻値がありません。

例えば、データセットが{2、4、7、7、9、10}の場合、最頻値は7になります。

最頻値のユースケース

最頻値は、回答者がオプションのリストから選択するアンケートや投票など、値の頻度が重要な場合に有用です。また、テストスコアのデータセットなどの数値データにも使用でき、最頻値はもっとも一般的なスコアを表します。

Ryusei Kakujo

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Focusing on data science for mobility

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