はじめに
この記事では、Snowflakeにおけるアカウント管理について紹介します。主な対象読者は、管理者(ACCOUNTADMIN、SYSADMIN、およびSECURITYADMINの権限を持つユーザー)です。
パラメータ管理
Snowflakeでは、アカウントに設定できる3種類のパラメータがあります。
- アカウント全体に影響を与えるアカウントパラメータ
- ユーザーやセッションにデフォルトで設定されるセッションパラメータ
- デフォルトオブジェクト(ウェアハウス、データベース、スキーマ、テーブル)のオブジェクトパラメータ
アカウントパラメータを表示するには、ワークシートで次のSQLを実行します。
SHOW PARAMETERS [ LIKE '<pattern>' ] IN ACCOUNT;
| key | value | default | level | description | type | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ABORT_DETACHED_QUERY | false | false | If true, Snowflake will automatically abort queries when it detects that the client has disappeared. | BOOLEAN | |
| ... | ... | ... | ... | ... | ... | ... |
例えば、date_output_formatパラメータを変更したい場合、次のSQLを実行します。
ALTER ACCOUNT SET date_output_format = 'DD/MM/YYYY';
date_output_formatパラメータをデフォルトにリセットする場合、次のSQLを実行します。
ALTER ACCOUNT SET date_output_format;
ユーザー管理
ユーザー管理者は、SQLまたはウェブインターフェースを使用してSnowflakeのユーザーを作成および管理できます。
SQLを使用すると、管理者はユーザーのログイン認証やデフォルトの変更など、全てのユーザー関連のタスクを実行できます。一方、ウェブインターフェースは全てのユーザー関連のタスクをサポートしていませんが、ユーザーの作成やパスワードのリセットなどの作業に便利な機能を提供しています。
詳細については、次のリンクを参照してください。
ユーザーの作成
USERADMINロールを使用することで、SQLのCREATE USERコマンドを使用してユーザーを作成することができます。また、USERADMINロールを持つ場合は、ウェブインターフェースを使用してもユーザーを作成することができます。
カスタムロールを使用してユーザー作成にカスタムロールを適用する場合は、カスタムロールにCREATE USER権限を付与してください。
ユーザーの変更
OWNERSHIP権限以上の権限を持つロールのみが、ほとんどのユーザープロパティを変更するためにALTER USERコマンドを使用できます。さらに、このロールはグローバルなCREATE USER権限を持っている必要があります。
適切な権限を持っている場合、SQLとウェブインターフェースの両方を使用してユーザープロパティを変更することができます。
参考